包装というELEMENT

隣の人や地球のことまで想って包む

流通と包装の関係

物品を流通する上で、包装というのは欠かせません。

近年では、食品でも雑貨でも家具でも、工場などで大量生産し、それをトラックなどで輸送し流通するのが当たり前です。

生産したその場ですぐに消費者に売ることはほとんどないため、生産後に保管したり輸送したりする流通の場面では、生産品を保護するという観点から包装しておく必要があるのです。

ここでは生産品の中でも「食品」に着目してみましょう。

食品を包むとき、一番気をつけなければならないのは、酸化を防ぐということだと思います。なぜなら酸化することで劣化する食品がほとんどだからです。
そのため酸素を通さない材料が必要だと思います。

たとえばガスバリア性のあるモノを作ったり、密封性を保持するためにジッパー形式で開け閉めするようなモノなどを開発しているそうです。
ガスバリア性の高い材料を作るのも、多層フィルムや多層シートにすることでよりガスバリア性の高いものを作ったりしているそうです。

ほかにもバリア性有機樹脂材料をコーティングしたり、アルミ、シリカ、アルミナ、非晶性カーボンなどの金属や無機材料のコーティングをしたりするそうです。

ガスバリア性の材料としてPVDCがあるそうです。
PVDCは、コートしたり、単体のフィルムでも使ったり、共押出フィルム・シート用として使われているそうです。
なかでもPVDCコートフィルムはとくに使用されているそうです。
このフィルムの基材としてはOPP,ONY,PET,セロハン、ビニロン、CNYなど、いろいろと使用されているそうです。

コーティングの方法としては、エマルジョン法と樹脂粉末を溶剤に溶解させて塗布するものがあるそうです。これをレンジ法と呼びます。

エマルジョン法は多く使われているそうですが、ガスバリア性としてはPET基材のレンジ法が優れているそうです。耐水性にも優れているそうです。

そして直接食品を包装するだけでなく、さらにまとめて輸送するための包装も必要となってきます。

例えば梱包材として段ボールを使用する包装などが一般的ですが、それ以外にも様々な方法が存在しているのです。

包装も商品として考える

ネットで買い物する人がたいへん多くなったのではないでしょうか。

ネット通販というのは、産地直送も個人でできるようですし、工場直送、海外からの個人輸入などをすっかり定着させてくれたと思います。

買う方も個人ですが、産直などをする人たちも個人経営だったりするかと思います。

そんな場合には、産地直送が判るとともに簡易包装が求められるかと思います。

昔から包装紙を取っておく人もいるといいますし、包装紙は商品の価値を決めるものだと思います。

コレクターの中には包装紙を開けたものは価値が減るという人もいるようです。

インスタント食品などは包装紙に作り方を書いてあったりするかと思います。

消費期限や賞味期限だけではなく、原材料やカロリー、栄養素なども書いてあったりするかとおもいます。

商品に関しての全てを書き出すということも必要なようです。

商品企画のなかには、包装も必ず考えていかなければならないと思います。

売上を左右するのも包装だそうです。

包装を考える場合、商品企画、製造、保管、流通、消費ということまでシステム化していかなければならないそうです。

また循環したりリサイクルできるかどうかということも大切な要因になっているそうです。

環境に優しい包装というものは現代では必須になるかと思います。

紙や竹や瓶や樽といったものの伝統的な包装というのも決して無くなることはないそうです。

可愛いとか美しいとか見た目も大切ですし、製造、保管といったものに適していないと困るということもあるかと思います。

流通のときは、ダンボールなどに入れて運ばなければならなかったりするかと思います。

末端の消費者に届くまでの包装はもちろん、生産者からスーパーなどに輸送するときの包装もリサイクルなどを考える必要があるそうです。

包装業界を取り巻く問題点

包装業界として考えなければいけない問題としてまず挙げられるのは、環境問題についてではないでしょうか。

地球温暖化は全世界での対応が求められており、プラスチックゴミの問題に関しては世界中で議論が飛び交っているのではないでしょうか。

プラスチックの代わりになるものを探しているということも聞きます。

この地球温暖化の影響で、酸性雨の発生、熱帯雨林の減少は、貧困国の人口爆発、森林伐採などが引き起こされていると言われています。

これらはもはや地球規模で対応していくことが大切になってくるでしょう。

大気汚染や水質汚濁などの公害も包装業界としても真摯に取り組んでいかなければいけない問題だと感じます。

また、流通問題についても包装業界にとっては切っても切り離せないことだと思います。

流通するにあたって、包装によって保存期間を長くすることができたり、形を整えたり、衝撃に強かったりすることができるからだそうです。

短期の流通と長期の流通というのも違ってくるかと思います。

常温流通、低温流通とで保存方法も違ってきますし、包装に求められてことも違ってくるかと思います。

もっとも求められているのは食品のシェルフライフが短く、地域販売の日配食品や生鮮食品などに相当する短期常温流通食品であると考えられます。

また、包装は比較的簡易になっていると言われています。

短期の低温流通は、食品のシェルフライフがさらに短いということで、日配食品、チルド食品がこれに相当するそうです。

なぜ低温流通が必要かといいますと、食中毒を起こす原因となりやすいからと言われています。

冷凍食品は、食品中の細菌類が繁殖できない温度で長期保存することで、菌を静菌状態にしているそうです。食品中の細菌類が繁殖できない温度帯はマイナス18℃だそうです。

静菌状態ですから、解凍すればそれと同時に菌は増殖します。

そのために冷凍開始時に鮮度を保持しつつ、菌数を少なくするようにクリーンルーム内で充填・保存する必要があるそうです。