真空包装とガス置換包装の包装材料

包装材料については、真空包装では外部からの空気の侵入防止として、またガス置換包装では包装内部のガス組成を保持するため、ガス透過度のできる限り低いものが必要となります。実際、ガス置換包装で粉乳に金属缶が使用されるという例外的な使用はありますが、一般的に真空包装/ガス置換包装ではプラスチック包材が使用されるので、ガスバリア性を確保する包材設計が必要となります。ガスバリア性包材としては、PVDCやEVOHが代表的なポリマーであり、ポリオレフィンと多層化されて使用します。また、PVDCをコートした各種フィルムやアルミやシリカ、あるいはアルミナをPETフィルムに蒸着した包材の使用もあります。包装形態については、真空包装の場合、パウチ、ピロー包装、絞り包装、スキンパックなどが適用されています。パウチには、四方シール形式とスタンディングパウチがあり、米飯類、ハンバーグやミートボールは四方シール形式のレトルトパウチに、また煮豆などはスタンディングパウチに充填されています。絞り包装とスキンパックは、スライスハム、ベーコン、ソーセージなどの食肉加工品の包装に使用され、またロースハムなどは、PVDCのチューブフィルムに入れて両端をクリップする形態のものや、多層シュリンクフィルムのサイドシール袋などが使用されています。ガス置換包装にも、真空包装と同様にパウチ、ピロー包装、絞り包装が使用されますが、内容物の形態を保持するために成形容器も使用されています。また、絞り包装では深絞りのものが使用されるのが一般的です。パウチの応用例としては、削り節があり、スナック菓子やウィンナーソーセージはピロー包装が適用されている。成形容器や深絞り包装は食肉加工食品を中心に使用されています。