機能性フィルムを用いた紙容器

複合紙容器は、日本では、1900年代半ば過ぎピュアパックやテトラパックの技術が導入され、牛乳などの液体容器として定着しました。その後、日本において改良が行われ、種々の液体紙容器とその充填設備が開発されました。容器形状としては、当初ゲーブルトップ型(屋根型)が液体紙容器として開発され、次に、四面体のテトラパックが開発され、現在、四面体紙容器(テトラクラシック)はほとんど使用されず、代わってブリック型(レンガ型)が多用されています。それ以外には、円筒型、カップ型、直方体型、インサート成形タイプなど、種々の形状のものがあります。また、バッグインカートン(BIC)、バッグインボックス(BIB) などの複合タイプもあります。複合紙容器の流通形態としては、チルド流通タイプと常温流通タイプがあります。ゲーブルトップ型容器が開発された当時は、微生物制御の技術が十分でなかったため、低温流通は不可欠で、その後、微生物を制御する種々の技術が発展し、常温流通も可能となり、現在、牛乳やジュースなどは、チルド流通されています。常温流通製品では、微生物制御を完全に行う必要があり、無菌充填システムやホット充填システムが採用されています。また、賞味期間延長のためには、ガスバリア性容器を適用することが有効です。特に、常温流通では、容器のガスバリア性は不可欠で、各種のバリア性紙容器が開発されています。